宮川 園  Sono  Miyakawa

 

The food architect  

「たべもの建築家」

 

人が集まる機能や装置をつくり場所を作ります。

食卓を囲む事、そこに出される料理、パーティさえも私には建築行為になります。

 

別府で人の記憶やまちの記憶も建築であると学び、記憶に残る、思い出になる事を作り出す事も建築行為であると定義。食べ物によって人々が集い場所がうまれ、その場での出会いを含め、

「誰と何をどうやって食べたか」をテーマに記憶に残る料理や空間を提供しています。

 

食を通じた建築は一時的に表れ、食べたら消えてなくなるが、記憶は残り、季節や食材に寄り添い左右され、

なにかの拍子に記憶が浮かび上がる。

 

食べ物は味だけでなく空間そして思い出をつくるもの。

Food isn't simply about taste, it is something that can also create space and memories. 

 

■ 展示構成ディレクション、店舗プロデュース・商品開発プロモーションなども行います。

 

 

2009年3月 

まちづくりのプロジェクトで、初めて別府を訪れ、

1年間で7回行ったり来たり半年は別府で過ごしている感じで

まちを歩きまわり、まちの人の話を聞きまわり、驚きで写真を撮りまくり、

美味しいものを食べて飲んで、図書館で資料を読みあさり、

徹夜で、

温泉に癒されて、

エプロン付けたお母さんたちが世話をやいてくれる。

 ただただ、私は別府に嫉妬し憧れていた。

そして、まちづくりは住まないとわからないと移住。

いや、まちづくりがしたいわけじゃなく、

ただ、まちの一員になりたかった。

 

 

1987年8月14日

熊本県天草生まれ

 

2006年4月 東京造形大学 デザイン学科室内建築専攻入学

         バウハウスの流れを受けた教育で身体・衣服・プロダクト・空間・建築・ランドスケープまで幅広く学び

         学外活動も積極的に行う。始めはディスプレイデザインに目覚め銀座ディスプレイのコンペに参加。

2007年4月 グループ展示「Tシャツ展」 ギャラリー・ルデコで行う。東京造形大学、文化服装学院、法政大学、

         グラフィックデザイナーの11名で「大量生産」をテーマに「Tシャツ」をモチーフにアイロニカルな作品を発表。

    9月 ファッションショーサークル 「GLAMOUR 2007」公演 副代表

     10月  同公演が多摩美術大学上野毛校の学祭に招待される。

2008年1月 ランドスケープデザインの会社にインターン開始。

    2月 東京造形大学 サステナブルデザイン専攻教授 益田文和氏のプロジェクトでベトナムで3週間研修。

        ベトナムで「エコプロダクト展」や工科大学の生徒とハノイ地域のワークショップに参加。

    5月 東京造形大学 非常勤講師 宮前眞理子「コミュニティーデザイン」で「コレクティブハウス」の概念を学ぶ

        授業に潜り込み、グループワークで大学周辺地域のハイキングコースマップを制作する。

    8月 ランドスケープ会社社長の紹介で杉並区「桃井第四小学校」の図工の授業とNPO法人「遊工房」に出会う。

     10月 東京造形大学 非常勤講師 下中菜穂「編集デザイン」に潜り込み、自作のハイキングコースマップをもとに

      毎週、森にちなんだワークショップ「森ぷろ」を立ち上げる。

      12月には学内をパレードし森を舞台にお祭をデザインする。

      同授業の下中菜穂が作る「もんきり遊び」ワークショップにスタッフとして参加し始める。

   11月 遊工房が主催する杉並区の善福寺公園で毎年開催される野外アート展「トロールの森」にスタッフとして参加。

2009年3月  東京造形大学 室内建築専攻非常勤講師 岸健太氏の個人プロジェクト

       「CDN:クライシスデザインネットワーク」参加。

      別府発祥の地、浜脇の地域活性のため、棚田農家や温泉、公民館を使った「朝市」を開催。

      別府に来れない学生のためにブログ「べっぷろぐ」を開始。継続中。

     4月 同プロジェクトメンバー芹沢高志氏の紹介でNPO法人BEPPU PROJECTの「混浴温泉世界」のボランティアをする。

     5月 「森ぷろ」で出会った里山に狭間れた畑を無料で借り、就活をせずに「ほのぼの畑」の開墾。

     7月 杉並区「桃井第四小学校」の夏休みお泊り企画「まいまいハウス」に美大生サポーターとして参加。

     8月 再来別 「CDN」の活動で、シカゴ美大のメンバーが合流し浜脇の地域調査を1か月開始。遊郭の研究開始。

   11月 4回目来別 「CDN」のシカゴ美大からのメンバーが大幅に増え、フィールドワーク開始。「人目泉地図」制作。

      卒業制作開始。別府のコミュニティから学んだ移動式「キッチンガーデン」を制作。

2010年2月  卒業制作展 屋上緑化用「キッチンガーデン」制作し別府での活動と畑活動を合わせたコミュニティとして提案。

     3月  卒業。5回目の来別「CDN」のメンバーによる別府と東京浅草のアサヒアートスクエアでの2回のシンポジュウム開催。

              BEPPU PROJECT2010 でブブ・ド・ラ・マドレーヌ、山田創平、雨森信、伊藤存に出会う。3年計画のプロジェクト開始。

     5月  7回目の来別 浜脇の元遊郭の中庭でBBQを「水図」メンバーで行う。

     5月   アサヒアートスクエアで行われたトークショーで田北雅裕氏の話しを聞き、別府移住を決意。

     6月  別府市浜脇に移住。NPO法人BEPPU PROJECTの運営する「BOOK CAFE」の店長として働き始める。

2011年4月 「BOOK CAFE × SELECT BEPPU」から「SELECT BEPPU」別府のミュージアムショップとしてリニューアルさせる。

     7月  別府市元町中央市場の廃墟の温泉とその屋上公民館にて個展「別府龍宮」を開催。空間プロモーション、空間演出。

2012年2月  別府出身の画家 二宮敏泰をプロデュース。中央市場の元町公民館で「秘められたパレード」開催。

    4月  10代目アチチ中央銀行総裁就任。混浴温泉世界2012湯路を発行。任期1年。

    5月  GW企画 platform05で「竹のショールーム」を開催。8名の竹職人による展示販売を企画。

    7月  別府の北高架商店街CUE CAFEにて2回目の「別府龍宮」開催。

    8月  浜脇薬師祭り 見立て細工で浜脇3丁目の「見辰細工」が3位を入賞。

 10月11月  SELECT BEPPUがMUJIキャナルシティ博多の「Found MUJI 九州」にて毎週末のみ行商販売で参加。 

    11月   プロデュース企画 別府の古道具雑貨屋SPICAのリニューアルにて二宮敏泰「FOG WORLD」展示開催。

2013年4月  NPO法人 BEPPU PROJECTを3年計画のため退職。

   5月18日   別府の北高架S1ガレージに事務所兼スタジオ・ギャラリー「スタジオ・ノクード Studio Noquudo」をオープン。

             クリエイティブな食事や団欒・食卓をテーマにした3人組みチームのEAT LOVE FACTORYを結成。

   9月   下中菜穂と丹羽朋子の共同企画、中国の文化人類学的展覧会『窓花』を福岡のアジア美術館で開催。設営スタッフ

    11月   文化庁の企画で下中菜穂とベラルーシに1週間『紋切遊び』をレクチャーしに行く。 

2014年9月   ニューヨークの食文化を研究しに1か月。ファーマーズマーケットやオーガニックフードについて調査。

2016年2月   ベトナムのホーチミンへ1か月フックさん家にホームステイ。食堂オープンに向け買い付けなど。

2016年7月   ベトナム人のフックさんと『スパイス食堂クーポノス』をオープン。

2017年12月 『スパイス食堂クーポノス』を退職。

2018年1月  たべもの建築家として活動再開。店舗デザインやメニュー開発、パーティーのケータリングなどを行う。